かっくんのこと

今日、かっくんに会った。

思い返せば、この前会ったのは嵐の夜だったね。
あなたは玄関の前で、頼む!入れてくれ!なぁ頼むよ!ひどい雨なんだよ!って必死に言っていた。
でも私は玄関を開けることはなかった。
あなたを入れるわけにはいかなかったから。

そして今日、あなたは少し開けた窓から無理矢理入ってきて、駄目!と言う私に少し怯みながら、でもゆっくり部屋に入ってきた。

人懐こさは相変わらず。
すぐに寝転がる悪い癖も相変わらず。

でも駄目だからね。
出ていって。

部屋の扉を開けてかっくんに玄関から出るよう促す。
かっくんは私の後をついてきて、玄関から出てくれた。
扉を閉める。

ごめんね、かっくん…

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「もいっかい入れるニャー!!!!!!!
 オレと遊ぶニャー!!!!!!」

だってあなたがいると作業できないんだもん。
家主さんも入れなくていいって言ったもん。
さっきさんざん撫でくりまわしたし、諦めてくれい…

って思ってたら、また同じ窓から入ろうとして体当たりかましてる汗

激しいなかっくん…