ひとりで

一人だったら何をしているだろうと考える。

 

一人だったら、こんな状況下だけれど、行きたい所に旅に行く。

一人だったら、家を持たずに放浪して生きていく。

 

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最近ぶつかっている壁がある。

夜は暑くて眠れない。

職場ではイライラする。

寝不足でパフォーマンスが下がりっぱなしで、今日はスーパー定時で上がって海に来た。

 

最初は職場から近い海へ行ったのだけれど、人の出入りが多くてたばこを吸っている輩もいて(風で拡散するので吸わないで頂きたい)、せっかく来ているのに逆にイライラして河岸を変えた。

 

30分くらい離れた、先日は家族連れがいた海岸。

 

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今日は夕陽目当ての男衆や、ちょっと黄昏ているお姉さんや、喋り捲りのカップル等。

人はまばらで、みなさん思い思いにすごいている感じがとても良かった。

 

防波堤から内側のとろみのある波が砂浜に打ち寄せる。

波を見ながらスマホで夕陽の写真を撮り、護岸の階段を上ったり下りたり、ちょっと離れたところにいるカップルの楽しそうな会話の声、切れ切れに聞こえる男衆の夕陽と写真についての会話を耳にしながら30分ほどを過ごすと、とても気持ちがすっきりしていることに気づいた。

 

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ここへ来るまでの道中はかなりよろしくない状態で、すべてをぶん投げかかっていたけれど、それをすべて海が持って行ってくれたような気がした。

今日も海に来てよかった。

 

そしてその夜に、

なんとかしたいのに上手くいかなくて、悩んで苛立ってドツボにハマる自分を

「あんたってそうやって悩んだり落ち込んだりジタジタするところ、かわいいよね」と表現する自分がいて、苦笑せざるを得なかった。

 

ずっとそんな自分はダメだと思っていて、何をやっても結局は肯定できない自分に戻っていたのだけれど、今日のこの自分についての感想は初めてだった。

 

そんなところが可愛いってアンタ。

でも、 

そんな自分でもいいんだろうか。

 

今それにOKを出せる気はしないけれど、いずれOKを出せるようになったらいいなと思う。