神無月、江戸へ行く②
さて、2日目の朝。
チームラボプラネッツを再訪しようか、フェルメールへ行こうかどうしよう~と迷っていましたが、フェルメールの9:30の回がまだ予約OKだったので、意を決して予約。
しかし、これ、WEBチケットじゃないんですよねー
セブン引き換えか郵送て…
ここからセブンを探して行かにゃならん汗
そう思ってホテルを出たはいいけれど、道行く人々が傘をさしている…
なんと雨が降っているじゃないですか!
雨降るなんて聞いてないよー傘持ってきてないよーと思いつつ、小雨霧雨なのでまぁいいか…と、スマホで検索したセブンへ移動。
セブンで無事発券してもらい、銀座線京橋駅から上野へ移動。
空は明るくなってきたが、雨が止まんね…
そんな中、上野の森美術館へなんとか到着。
普通にローマ字読みするとバーメールさんかしらね。
現地でもフェルメールなんだろうか。
ミュシャもそうなんですが、読み方が違うとちょっと印象が違いますよね。
(ミュシャは現地ではムハなので)
会場前には9:30の回のチケットを持った人々が並んでいました。
どうもこの回は予約が少なかったようで、チケットブースでも買えたみたいでした。
でも予約枠がいっぱいになるとその時間帯は入場できないので、注意が必要ですね。
さて、寡作であったため世界に本物と認定されたフェルメールは35枚しかないそうなんですが、そのうちの8枚がこの会場にあるという…
本物のフェルメールは美しかったです。
印刷の絵よりも柔らかいというかなんというか…
今回は牛乳を注ぐ女が一押しらしいですが、見ていた中では真珠の首飾りの女が可愛らしくて好きだったなぁ。
あと、手紙を書く女と召使。光の使い方が、本当に美しい。
そして、召使の様子がとてもイイ。
美しいだけではなく、「恋文」とか「二人の紳士と女」(いずれも今回の展示には入っていませんでしたが)においても、絵に収めた女性の一瞬の表情が、その時の彼女らの感情を想像させてとても楽しい。
展示替えの際に「恋文」が入るという事なので、そしたらまた見に行こうか…うーん、悩むところです。
さて、上野の森美術館をでまして、どーしよーかなー雨やまねぇな…と思いつつぶらぶらしていると、ぼたん苑のダリア展示の看板が目に入りまして、行ってみることにしました。(有料です)
会期末なのでどうかしらと思いながら中に入ると、いやいやどうして、
うつくしいダリアのディスプレイ…
うーん…美しい…
敷地が狭いのかと思いましたが、綺麗に配置されていてかなりの点数がありました。
これを管理されているのは素晴らしいですね。
大満足のダリア苑…
その後は上野東照宮へ。
こちらで御朱印をいただきました。
ここから東京駅へ戻り、お昼を食べて、三菱一号館美術館へ
時間がある時にはこちらへ来てしまう。
なんか好きなんです。
今回も食べなかったけど、バナナの天ぷらがあって、結構オーダーが入っていました。
今度挑戦してみるか…いやしかし…(笑)
丸の内オアゾっておおきな書店があるのですが、こちらで買おうかどうしようか迷っていた専門書を見つけて、立ち読みする。
買ってよさそうな内容なので、いずれamazonをポチろう…(買いたかったんだけど、もう1冊買いたい本があって、2冊とも買って帰るには重すぎるのです泣)
こういう時、都会って専門書も手に入りやすくていいよなーって思ってしまいますね。
さてさて、ここから三菱一号館美術館…
しかし雨が降っている…
と思ったら、東京駅周辺は地下通路が張り巡らされているので、どうやら地下通路でイケるらしい!
さすが東京!(素直にうれしい!)
ちょっと迷いながらも10分ほどで現地に到着。
こちらで開催しているのはダンカン・フィリップス氏の私立美術館所蔵のコレクション展だそうで…
私立ですかー
すごいですね…
途中の廊下から中庭を。
中庭も美しいです。
撮影OKの部屋に飾ってあった、印刷絵画なのかな。
別室に本物が飾ってあります。
こちらも印刷のドラクロア。
なんとなく…牛が可愛い…
このコレクションの中にはセザンヌとかゴッホとか巨匠と言われる方々の作品がいろいろと在ったのですが、印象に残ったのはピカソの並べられた3枚の絵で、
ピカソって基本的にものすごい抽象画というイメージしかなくて、今までもそういった絵しか見ていなかったのですが、その3枚の絵のうち左右は抽象画だったのですが、真ん中に置かれた絵が緑の帽子の女というタイトルで、初めピカソだとは思わず、キャプションを見て3枚ともピカソだという事を知ってびっくり。
緑の帽子の女はとても静かで、私が知っているピカソとは全く違うタッチで描かれていました。
まさかピカソがこういった絵を描くとは、しかもこの対比の配置がとても良い…
この対比見たさに、思わず2巡してしまいました。
あとはハムの絵が…私はそうでもないのですが、ハムの絵にたどり着くと、近くで鑑賞しているお姉さん方が「ハムね!」「そう、ハムなのねー」と盛り上がる…
インパクト大のハムの絵でした。
中には、この絵の…どこにそんな価値を見出すのかなーと思う絵もあるのですが、世の中には様々な価値観があるので、価値を見出す人がいるからこうして残されているんだよなと…
いや、たまたま残ったからこそ価値が出ているものもあるのか…
なんて失礼な事を思いながら、たくさんの美術品を鑑賞させていただきました。