空飛ぶタイヤ(ネタバレするよー)

小説を読んでいないので話の内容は知らなかったのですが、タイトルから、飛行機のタイヤがらみの事件の話かと思っていました。

地上の話でしたねー

 

もう、冒頭のタイヤが飛んでくシーンに、ひぇっ!!って思って、

赤松社長がどんどん追い詰められていくシーンに、むぉぉぉぉ…と思って、

ディーンフジオカ、なんでそんなに中途半端な立ち回りなんですか…って思って、

高橋一生、出番なさすぎ…って思った。

そんで津田寛治さんがいい役だった…シンゴジラ以来かな(笑)

 

池井戸作品の、ぎりぎりまで追い込まれてもう本当に後がないというところでの起死回生という話の構成をしっかり踏襲している作品なので、超巻き返しがあるとわかっていても、途中までは結構ドキドキしたなぁ。

よく折れずに頑張りましたよ赤松社長as長ちゃん…

 

しかし立場的にクローズアップはあまりされなかったけど、何と言っても陰の一番の立役者は中村蒼さん演じるホープ自動車の社員の方。

決定的な証拠をしっかりと保存していて、ここぞという時に出してくれたんだもんね。

これは本当にすごい事だと思う。

 

大きな企業になればなるほど、保身が強くなり、結果それが滅びへの道を作ってしまうという。

保身は自分を守る上で大切な事ではあるけれど、守りどころを間違えるととんでもないことになってしまいますな…

 

欠陥を抱えたトラックは走る凶器

 

本当にそう。

この話は以前にあった某社のリコール隠しをもとに書かれているそうですが、この先こんなことが絶対に無いように願いたいものです。

 

全体的に見ごたえのある映画でした。 

ただ、最後の最後にサザンですか…

うーん…

個人の好みもありますけど、これはどうかなぁと。

重い話だから重いまま終わりたくないという意図なのかな。

そのあたりはちょっと微妙でした。

 

そんな感想…